東証マザーズ「バブル」の危うさ=市岡繁男
有料記事
今年1〜2月高値を起点に世界の株価指数を対比すると、最も上昇したのは東証マザーズ(+29%)だ。同指数の株価収益率(PER)はマイナス、つまり構成320社以上の当期損益合計は赤字だ。それが米ナスダックを上回るのだからバブル以外の何物でもない。
同じことは2003〜05年にもあり、同期間にマザーズは4・3倍に上昇した。だが06年1月のライブドア事件を機に、わずか5カ月で半値になった。この暴落の背景には同時期に発表された日銀の政策変更がある。要は0…
残り338文字(全文563文字)
週刊エコノミスト
週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める