ニューヨーク 瀕死のブロードウェー救済の動き=冷泉彰彦
有料記事
演劇とミュージカルの世界的中心地であるニューヨークのブロードウェーだが、新型コロナウイルスの影響で3月中旬以降、営業は停止。業界は「瀕死(ひんし)」の状況に陥っている。生の歌唱が見どころのミュージカルは、感染拡大が収束しない状況での本格的な再開は難しく、営業再開は最短で2021年の半ばになるとの見通しもある。
これにより文化的なダメージはもとより、経済も大きな打撃を受けている。ブロードウェーの総売り上げは18年から19年にかけてのシーズンで約1兆5000億円に達し、10万人規模のフルタイム雇用を支えてきたとされる。さらに、ブロードウェーの観客を対象とした飲食や小売り、地元の経済にも深刻なダメージを与えている。
残り194文字(全文503文字)
週刊エコノミスト
週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める