教養・歴史書評

愛しきものを殺せ 惚れた言葉を削除せよ=楊逸

    ×月×日

     猛暑とエアコンの冷気。そのはざまでもがいていると頭が鈍くなる。

    『名著から学ぶ創作入門』(ロイ・ピーター・クラーク著、越前敏弥・国弘喜美代訳、フィルムアート社、2000円)。書き方を学ぶなら、翻訳ものよりは母国語のオリジナル教本を読むのが好ましいが、アメリカで25万部のベストセラー『ライティング・ツール』の著書ならば、別だ。

     40年にわたって文章術の指導に当たってきた専門家の著者。本書を書くために古代ギリシャの哲学者アリストテレスからジャーナリストで作家のウィリアム・ジンサーまで、時代を問わず多岐にわたる著作家の作品を取り上げる。文章術、修辞、人物造形など創作テクニックはもちろん、物書きになるための心構えや習慣、さらに作家の「支え」である「自信とアイデンティティー」についても、英作家サー・アーサー・クィラ・クーチの名…

    残り979文字(全文1346文字)

    週刊エコノミスト

    週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
    有料会員になると、続きをお読みいただけます。

    ・会員限定の有料記事が読み放題
    ・1989年からの誌面掲載記事検索
    ・デジタル紙面で過去8号分のバックナンバーが読める

    通常価格 月額2,040円(税込)

    週刊エコノミスト最新号のご案内

    週刊エコノミスト最新号

    2月2日号

    ガソリン車ゼロ時代第1部 激変する自動車産業22 EVで出遅れる日本 市場奪取へ勝負の10年 ■市川 明代/白鳥 達哉26 図解・日本の雇用 製造から販売まで、2050年に80万人減も ■白鳥 達哉28 ガソリン車よりエコ! 生産から廃車まで、EVのCO2排出は少ない ■桜井 啓一郎31 インタビュ [目次を見る]

    デジタル紙面ビューアーで読む

    おすすめ情報

    最新の注目記事