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国産ジェット凍結 米での試験飛行中止響く 開発費·人員の一段削減も=杉山勝彦

パリ航空ショーで初披露のMSJ(2019年6月) (Bloomberg)
パリ航空ショーで初披露のMSJ(2019年6月) (Bloomberg)

 10月22日、共同通信から「国産ジェット旅客機の開発、事実上凍結へ」という記事が配信され、メディアが相次いで報道するなど大きな話題になっている。しかし、冷静に考えれば驚くことではない。三菱航空機と三菱重工業による日本初の大型民間ジェット機(MSJ、三菱スペースジェット)の開発は、すでに2020年の春先から事実上の凍結状態にあるからだ。完全撤退なら話は別だが。

 MSJは15年に初飛行に成功したが、開発は苦難の連続だった。17年から19年までの3年間における設計変更と改良は900カ所を超えた。

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