インド 自粛生活でスマホ出荷伸びる=榎田真奈
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コロナ禍のインドでスマートフォン市場が好調だ。2020年第3四半期(7〜9月)のスマホ出荷台数は、前年同期比9%増の5300万台と、四半期ベースで過去最高を記録した(香港カウンターポイント・リサーチの調査)。出荷急増の要因は、新型コロナウイルス対策の全土封鎖で4〜6月に販売が停滞したことによる反動や、10〜12月の祭事期に向けて各社が在庫を積み上げたことがある。
もう一つ、インドの消費者が、外出自粛で節約したお金を、スマホにつぎ込んでいることもある。これまでは1万ルピー(約1万4000円)前後の低価格モデルが不動の人気だったが、直近では1万〜2万ルピーの中価格帯がシェアを伸ばしており、スマホ市場の平均価格を押し上げている。
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週刊エコノミスト
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