教養・歴史アートな時間

舞台 ザ・空気ver.3 そして彼は去った… 現実の政治状況リンクさせ そんたくするメディア描く=濱田元子

    「メディアをめぐる空気」シリーズ第3弾の舞台 撮影/本間伸彦
    「メディアをめぐる空気」シリーズ第3弾の舞台 撮影/本間伸彦

     学校現場での国家斉唱を巡るドタバタをコミカルに描いた「歌わせたい男たち」、大逆事件を背景に文豪の仕事と家庭での葛藤を人間味あふれる筆致でとらえた「鷗外の怪談」──。

     リアルな目線で人間や社会が抱える問題に鋭く迫り、演劇というエンターテインメントに昇華させる。そんな社会派コメディーの旗手、劇作家・演出家の永井愛(二兎社)が、2017年から挑んできたのが「メディアをめぐる空気」シリーズだ。

     総務相の「電波停止発言」がきっかけになったという「ザ・空気」は、テレビ局の報道現場を舞台に、ニュース番組の内容が次々と改変される「自主規制」を俎上(そじょう)に載せた。その翌年発表した「ザ・空気 ver.2 誰も書いてはならぬ」は、森喜朗元首相の「神の国発言」の釈明会見を前に記者が追及をかわす指南書を書いたという実話がモデル。日本独自の記者クラブ制度など大手メディアの取材のあり方を揶揄(やゆ)し…

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