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トルコ ユニコーン輩出に国が支援=簑島大悟

 トルコのスタートアップは着実に成長の道を歩んでいる。政府も2023年までに最低10社のユニコーン企業の誕生を目指す目標を掲げ、資金提供などでスタートアップの支援に意気込んでいる。これまでは国内消費市場向けのEC(電子商取引)やフィンテックが主流だったが、ヘルスケア、エネルギー、農業、テック系企業にも広がりを見せ始めた。

 最近の注目は、ヘスルケアのスタートアップだ。ウィーウォーク社が開発する視覚障害者向けの「スマート白杖(はくじょう)」=写真=は、超音波センサーで障害物を検知・警告できる。海外からも高い評価を受けている。また、グラコレンズ社が開発するコンタクトレンズは、埋め込んだセンサーから、眼圧の変動状況を24時間、正確にモニタリングできる。これによって緑内障の診断精度が向上するという。

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