トルコ ユニコーン輩出に国が支援=簑島大悟
有料記事
トルコのスタートアップは着実に成長の道を歩んでいる。政府も2023年までに最低10社のユニコーン企業の誕生を目指す目標を掲げ、資金提供などでスタートアップの支援に意気込んでいる。これまでは国内消費市場向けのEC(電子商取引)やフィンテックが主流だったが、ヘルスケア、エネルギー、農業、テック系企業にも広がりを見せ始めた。
最近の注目は、ヘスルケアのスタートアップだ。ウィーウォーク社が開発する視覚障害者向けの「スマート白杖(はくじょう)」=写真=は、超音波センサーで障害物を検知・警告できる。海外からも高い評価を受けている。また、グラコレンズ社が開発するコンタクトレンズは、埋め込んだセンサーから、眼圧の変動状況を24時間、正確にモニタリングできる。これによって緑内障の診断精度が向上するという。
残り138文字(全文487文字)
週刊エコノミスト
週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める