英経済は300年ぶり低水準 金融緩和のツケでバブル崩壊も=増谷栄一
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英国は12月8日から世界に先駆けて初めて米医薬品大手ファイザーと独ビオンテックが共同開発した新型コロナウイルス向けワクチンの緊急使用を開始した。ハンコック保健相は12月2日の英国での同ワクチン承認を受けて、英放送局BBCのインタビューで、「私は今春、イースター(復活祭、4月4日)以降、事態が改善すると自信を持っている」と喜びをあらわにし、経済復興に向けた新型コロナへの反撃ののろしを上げた。
しかし、英国は2021年1月1日からのブレグジット(英EU離脱)が「合意なき離脱」となる可能性が高まっている。ワクチン接種の開始が英国経済の救世主となるかは先行きは不透明だ。またジョンソン政権が2度のロックダウン(都市封鎖)の強行で失った与党内の求心力や国民の信頼を回復できるのか。論争が起きている。
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週刊エコノミスト
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