【週刊エコノミスト創刊100年キャンペーン実施中】いまなら週刊エコノミストオンラインをお申し込みから3カ月間無料でお読みいただけます!

国際・政治論壇・論調

米財務長官に前FRB議長 弱者への共感力に期待=岩田太郎

イエレン氏の手腕に期待する声も多いが… Bloomberg
イエレン氏の手腕に期待する声も多いが… Bloomberg

 バイデン次期大統領の政権移行チームにより財務長官候補に指名されたジャネット・イエレン前米連邦準備制度理事会(FRB)議長の人選をめぐり、米論壇で賛否が議論されている。

 ニューヨーク市立大学のポール・クルーグマン教授は11月26日付の『ニューヨーク・タイムズ』紙に寄稿し、「イエレン氏はFRB高官の中で最も正確な経済予測をすると、『ウォール・ストリート・ジャーナル』紙が2013年に評したほどの人物で、当時(実際には起こらなかった)インフレ進行を懸念したFRB内のタカ派と比べ、『経済後退と闘うには金融緩和が有効だ』と唱え、量的緩和を推進させた。歴史は、彼女の見立てが正しかったことを証明している」とたたえた。

 またクルーグマン教授は、経済学界においてイエレン氏が重要な論争に勝利したと、以下のように解説した。「非常に多くのエコノミストが、『人々は自己の利益に沿って理性的に行動するため、不況と闘う経済政策は必要ない』と主張した際にも、新ケインズ派の旗手であるイエレン氏は、『人々は愚かではないが完全に理性的でもないため、積極的な政策が必要だ』と説いた。彼女は、経済学が極端に合理的で機械的な計算で成立するので…

残り862文字(全文1367文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で過去8号分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)が、今なら3ヶ月0円

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

12月13日号

論争で学ぶ 景気・物価・ドル円14 バブルは別の顔でやって来る ■熊野 英生17 鳴らないアラート 「経済の体温計」を壊した罪と罰 ■中空 麻奈18 対論1 米国経済 景気後退入りの可能性高い ■宮嶋 貴之19  景気後退入りの可能性は低い ■高橋 尚太郎20 対論2 日銀 23年後半から24年前半 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事