経済・企業独眼経眼

経済統計が示すコロナ不況の終わり=藻谷俊介

     新型コロナウイルスの感染者数が記録的高水準に達していることで、国内世論には悲観的ムードが漂っている。命の問題は言わずもがな、経済についても多くの人は著しい低迷が続くはずだと考えていることだろう。

     しかし現実の経済統計は、内需、外需を問わず、初期の大規模緊縮によって生じた深い谷からV字回復し、毎月着実に改善を続けている。そして2020年10月になるとコロナ前の水準を回復する主要統計がかなり多くなってきた。

     図1は家計消費の動向だ。6月の特別定額給付金による瞬間的な伸びにとどまらず、着実にコロナ前の水準を上回るところまで消費が回復してきていることが見て取れる。この総務省の統計だけではなく、経済産業省「商業動態統計」の小売販売額にもまったく同様の波形が表れている。

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