週刊エコノミスト Onlineグラフの声を聞く

過剰マネーが穀物に向かうとき=市岡繁男

 1970年以降、米国の金や株式が実質6倍以上に高騰する一方で賃金は9%しか上がらなかった。それでも騒ぎにならなかったのは小麦が4割も値下がりしたからだ(図1)。

 この間、世界の人口は約2倍になったが、小麦の生産高はそれ以上のペースで増加した。1人当たり生産面積が半減したのに生産が増えたのは単収が2・3倍になったことによる(図2)。これは農業技術の進歩や肥料の投入もあるが、それ以上に地球温暖化の「恩恵」が大きい(当コラム2019年10月15日号「温暖化の見…

残り346文字(全文576文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

4月30日・5月7日合併号

崖っぷち中国14 今年は3%成長も。コロナ失政と産業高度化に失敗した習近平■柯隆17 米中スマホ競争 アップル販売24%減 ファーウェイがシェア逆転■高口康太18 習近平体制 「経済司令塔」不在の危うさ 側近は忖度と忠誠合戦に終始■斎藤尚登20 国潮熱 コスメやスマホの国産品販売増 排外主義を強め「 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事