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国際・政治 ワシントンDC

次期国務長官に国際紛争の積極介入派=古本陽荘

「世界の警察」が復活するか(ブリンケン次期国務長官)(Bloomberg)
「世界の警察」が復活するか(ブリンケン次期国務長官)(Bloomberg)

 1月20日に発足する米国のバイデン次期政権の外交や安全保障政策がどうなるかを予想する議論が活発になっている。新しい大統領が就任するたびに見られる光景だが、実際には予想が難しく、当初の想定から大きく外れることも少なくない。

 バイデン次期政権について言えば、明確なのは、トランプ政権が「アメリカ・ファースト」を掲げた結果として、きしんだ同盟国や国際機関との関係修復を急ぐことだろう。上院議員時代に外交委員会の重鎮として世界中を飛び回った経験から、国防総省よりも国務省を重視する姿勢も鮮明になるだろう。

 米国の針路について、政権のかじを握ることになりそうなのが、バイデン氏の20年来の側近のアントニー・ブリンケン次期国務長官だ。上院やホワイトハウスでバイデン氏に仕え、2人の信頼関係を疑う声はないと言っていい。

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