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国際・政治 東奔政走

五輪後の秋に総選挙か 求心力低下で「菅降ろし」も=人羅格

大人数で会食し陳謝した菅義偉首相。求心力を維持できるか(首相官邸で2020年12月16日)
大人数で会食し陳謝した菅義偉首相。求心力を維持できるか(首相官邸で2020年12月16日)

 2021年は衆院議員の任期満了を10月下旬に控え、年内に必ず衆院選が行われる。新型コロナウイルス感染は終息をみず、菅義偉首相は解散権の行使もままならぬ状況だ。事実上の任期満了選挙となる「秋決戦」が現実味を帯び始めている。

 ひとつ歯車が狂うと次々と想定できない失策が重なり、深みにはまっていく。そんな悪循環が政権を襲った20年末だった。

 コロナ対策を巡り「経済重視」へのこだわりから対策が小出しになった。世論の反発に追い込まれる形で「GoToトラベル」キャンペーンの一時停止に追い込まれ、夜の会食やニコニコ動画での「ガースーです」とのあいさつが批判を浴びた。政権発足当初は約7割あった内閣支持率は各種世論調査で4割台に急落してしまった。

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