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FRBの国債買いが終わる時=市岡繁男

 2020年、世界で2番目に上昇した株式市場は韓国株だった。その韓国株はこの数年、日経平均株価のほぼ10分の1の数値で推移。それが年明け後は3000ポイント台を一気に突破し、日経平均の3万円超えを示唆する動きだ。内外とも株価上昇が止まらない理由は、市場参加者が「中央銀行が国債を買い続ける以上、金利は上がらない」と見ているからだ。だが本当にそうなのか。

 18世紀後半以降の米長期金利を見ると60年周期で動いていることがわかる(図1)。超長期の景気循環=コンドラチェフのサイクルは金利のサイクルでもあったのだ。1981年から始まった金利低下局面は今年で40年目、相場サイクル的にはいつ金利が反転してもおかしくない。

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