教養・歴史アートな時間

舞台 文学座「昭和虞美人草」 夏目漱石の小説を翻案 ロックとつづる青春群像=濱田元子

    撮影/佐藤克秋
    撮影/佐藤克秋

     夏目漱石が明治の若者たちの人間模様を描いた小説「虞美人草」。1907(明治40)年、東大で教鞭(きょうべん)をとるのをやめ、朝日新聞に入社した漱石が初めて新聞連載した作品だ。職業的作家としての第1作である。

     虞美人草とはヒナゲシの別名。漱石は連載の予告で、植木屋で買った花の名前を「拝借」したことを明かし、その風情を「艶とは云(い)へ、一種、妖冶(ようや)な感じがある」と書いている。

     その「虞美人草」をベースにマキノノゾミが翻案し文学座に書き下ろした「昭和虞美人草」は、舞台を1973年、敗戦を経て高度経済成長を果たした昭和の日本に移した。

    残り1041文字(全文1313文字)

    週刊エコノミスト

    週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
    有料会員になると、続きをお読みいただけます。

    ・会員限定の有料記事が読み放題
    ・1989年からの誌面掲載記事検索
    ・デジタル紙面で過去8号分のバックナンバーが読める

    通常価格 月額2,040円(税込)

    週刊エコノミスト最新号のご案内

    週刊エコノミスト最新号

    7月27日・8月3日合併号

    変わる! 相続&登記・民法18 日本中の相続・不動産取引を変える法改正のインパクト ■種市 房子20 相続<1>土地・建物…うっかりで大損!? 登記しないと金銭的制裁も ■横山 宗祐22 <2>ますます登記が大事! やらなきゃ「法定相続分だけ」に ■横山 宗祐23 <3>遺産分割も遅れると大変! 相 [目次を見る]

    デジタル紙面ビューアーで読む

    おすすめ情報

    最新の注目記事