新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

投資・運用 不動産コンサル長嶋修の一棟両断

無償アフターサービス活用を/86 

工事不良ではがれたタイル 著者提供
工事不良ではがれたタイル 著者提供

 新築マンションを買った後は、売り主による「無償のアフターサービス」を最大限活用したいところ。川崎市の「パークシティ武蔵小杉ミッドスカイタワー」では2年のアフターサービスで総額1億3000万円相当の無償修繕を勝ち取っている。

 建物というものは、引き渡しをもって完成品だとは思わず、住みながら完成品に近づけていくものだと考えておいたほうがいい。決定的な欠陥があるケースはまれだが、建物はあくまで多くの職人の手作りである以上、工事の不良は一定程度起こる。売り主もそれを分かっているがゆえに、アフターサービスの期間を設けている。

 このアフターサービスについては、専有部は住民がおのおの要望を出すが、屋上、外壁、廊下、階段、エレベーターにある設備機器などの共用部分については、どうしても見逃しがちになる。

残り1051文字(全文1399文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)が、今なら2ヶ月0円

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

12月3日号

経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事