教養・歴史不動産コンサル長嶋修の一棟両断

管理組合の「質」を見破る/88

中古マンションの取引件数が増えている(写真と記事は関係ありません)
中古マンションの取引件数が増えている(写真と記事は関係ありません)

 ここ数年、中古マンションの取引件数が、新築マンション取引件数を上回っている。新築マンションの発売戸数そのものが減少していることもあるが、相対的に割安な中古マンションを買ってリフォーム・リノベーションする動きが顕著だ。中古マンションということになると気になるのが、マンションの所有者で構成する管理組合の運営状態。修繕積立金が足りなければ、後になって一時金の徴収や積立金の大幅値上げといった事態にもなりかねない。どう見極めたらいいのだろうか。

 まずは、総会や管理組合の「議事録」閲覧を求めてみよう。そのマンションで繰り広げられているさまざまな事情や課題が記載されている。例えば、「管理費・修繕積立金の滞納状況とその対応策」「駐車・駐輪場」「ごみ置き場」「廊下など共用部の課題」「今後の修繕計画」など。修繕積立金の滞納がないマンションは少数派で、共用部の使い方に課題が全くないマンションは珍しい。経年によって建物が劣化していくのは当然のことだ。…

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