新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

週刊エコノミスト Online グラフの声を聞く

スイスから大量の金を輸入した米国=市岡繁男

 日本の高度経済成長の原動力は対米輸出で、1960年代後半は繊維、70年代は鉄鋼、80年代は電機、自動車がその中心だった。これに対し、巨額の対日貿易赤字に苦慮した米国は貿易不均衡の是正を迫る一方で、為替を動かして95年には1ドル=79円まで円高になった。

 そんな超円高に懲りた日本企業は90年代以降、中国などへの現地生産にシフト。その結果、90年には全体の40%だった米国の対日貿易赤字は2000年には19%、昨年は6%まで縮小し、もはや日米貿易摩擦は死語とな…

残り346文字(全文576文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)が、今なら2ヶ月0円

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

12月3日号

経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事