新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

週刊エコノミスト Online グラフの声を聞く

暗雲を投げかける4度目の「天底一致」=市岡繁男

 米長期金利の上昇に伴い、内外の株式市場で異変が生じている。例えば、米S&P500株価指数のセクター別の年初来騰落率を見ると、昨年に一世を風靡(ふうび)したハイテク株が下位に沈む一方で、これまで蚊帳の外だったエネルギー株、銀行株が値上がり上位に名を連ねる。日本株も精密、電機、通信は昨年後半以降、勢いを失ったのに対し、海運、非鉄、鉄鋼などの市況関連株は大きく買われている(図1)。

 市場関係者の間では相場の中心はハイテク関連株から重厚長大株に移行したとの声が高まっている。筆者も基本的に同じ考えだが、重厚長大株を買うにはまだ時期尚早だと思う。振り返れば、ハイテク関連株と重厚長大株のトレンドが入れ替わる時、株式市場全体の暴落を伴っているからだ。

残り244文字(全文566文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)が、今なら2ヶ月0円

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

12月3日号

経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事