国際・政治ワシントンDC

「三つのC」にかかるバイデン政権の対中戦略=川上直

    半導体を巡る攻防も(Bloomberg)
    半導体を巡る攻防も(Bloomberg)

     新型コロナウイルス感染リスクが高まるとされる「3密」だが、英語にもそれに相当する言葉がある。「三つのC」だ。米国人にどれだけ浸透しているかは微妙なところだが、Closed(密閉)、Crowded(密集)、Close-contact(密接)がそれだ。当地の駐在員にとって、パーティーやレセプションに精力的に顔を出し、新たな人脈を築いていくことも仕事の醍醐味(だいごみ)の一つだが、残念なことにそれらの場は「三つのC」そのものだ。もう1年以上、その醍醐味を味わえずにいる。

     バイデン政権にとっても極めて重要な「三つのC」がある。先鋭化した米中関係がバイデン政権下でどうなるか、それを占うキーワードだ。まず一つ目はConfrontation(対立)だ。トランプ政権時代にはこの部分が殊更に強調された感があるが、バイデン政権においても、米国の安全保障が脅かされる場合や人権侵害など民主主義への挑戦と捉える問題に対しては、強い姿勢で臨むはずだ。

    残り903文字(全文1321文字)

    週刊エコノミスト

    週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
    有料会員になると、続きをお読みいただけます。

    ・会員限定の有料記事が読み放題
    ・1989年からの誌面掲載記事検索
    ・デジタル紙面で過去8号分のバックナンバーが読める

    通常価格 月額2,040円(税込)

    週刊エコノミスト最新号のご案内

    週刊エコノミスト最新号

    4月27日号

    未来産業の本命 新エネ、DX、デジタル通貨第1部 エネルギーとデジタルが生む革新14 脱炭素の大開拓時代 革命は日本から始まる ■浜田 健太郎/村田 晋一郎16 新エネ(1) 洋上風力 潜在力は原発500基分 ■宗 敦司19 (2) 送配電 「直流送電」で再エネ普及へ ■南野 彰24 (3) 蓄電池 [目次を見る]

    デジタル紙面ビューアーで読む

    おすすめ情報

    最新の注目記事