国際・政治注目の特集

中国・広東の「日本みたいな街」 “次世代製造業”への脱皮図る=阿部尚行

「楽しい」「こんにちは」と書かれた日本語の看板、道路には「止まれ」の標識や「都営バス」と書かれたバス停、日本の漫画・アニメ「名探偵コナン」に登場する「毛利探偵事務所」そっくりの看板――。日本の繁華街を模した街並みが、中国南部の広東省仏山市の一角に昨年、突如出現し、話題となった。

 日系企業を積極的に誘致し、自動車産業をはじめ日本の「ものづくり」の重要拠点の一つとなってきた仏山市。世界屈指の「親日的」なこの都市で今、日本のものづくりの未来にもかかわる大きな動きが起きている。

残り2160文字(全文2397文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

4月30日・5月7日合併号

崖っぷち中国14 今年は3%成長も。コロナ失政と産業高度化に失敗した習近平■柯隆17 米中スマホ競争 アップル販売24%減 ファーウェイがシェア逆転■高口康太18 習近平体制 「経済司令塔」不在の危うさ 側近は忖度と忠誠合戦に終始■斎藤尚登20 国潮熱 コスメやスマホの国産品販売増 排外主義を強め「 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事