国際・政治東奔政走

「ワクチン敗戦」下の第4波 試練に向き合う政治=人羅格

新型コロナウイルスワクチンの接種を受けるため受け付けをする高齢者(東京都八王子市で4月12日)
新型コロナウイルスワクチンの接種を受けるため受け付けをする高齢者(東京都八王子市で4月12日)

 新型コロナウイルスは「第4波」の脅威が増す中で、感染爆発の回避を迫られる局面が続く。

 本来なら、政権が政治責任を問われかねない展開であろう。

 大阪や東京の緊急事態宣言が解除されてからそれぞれ1カ月、3週間程度で政府は「まん延防止等重点措置」の適用を迫られた。ワクチン接種が行き届かない段階で、国民は変異株の脅威に直面している。

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