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国際・政治 東奔政走

安倍前首相が活動本格化 「ポスト菅」政局の震源に=伊藤智永

1年前、コロナ第1波当時の安倍首相(左)と今井補佐官兼秘書官(いずれも当時)。協力コンビがまた復権するのか(国会内で2020年3月16日)
1年前、コロナ第1波当時の安倍首相(左)と今井補佐官兼秘書官(いずれも当時)。協力コンビがまた復権するのか(国会内で2020年3月16日)

 世間が新型コロナウイルス変異株の第4波襲来で休業や行動自粛を余儀なくされる中、政界では安倍晋三前首相の精力的な活動が目立つ。昨年の辞任も理由は再び体調不良だった。コロナに感染せず復調したのは結構だが、本格的な活動再開は、コロナ対策を途中で託した菅義偉首相を少しでも助けようというつもりでもなさそうだ。

 むしろ方々に顔も口も出す行跡をたどると、「安倍政治の発展復活」をめざしているフシがうかがえて、生臭さが漂う。自民党衆参両院議員の4人に1人が所属する最大派閥・細田派(96人)を束ねる事実上の最高実力者であるだけに、その動向は「ポスト菅」政局の震源になり得る。

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