【週刊エコノミスト創刊100年キャンペーン実施中】いまなら週刊エコノミストオンラインをお申し込みから3カ月間無料でお読みいただけます!

教養・歴史書評

国民自ら全体主義へ? 戦時下と現代は相似形

国民自ら全体主義へ? 戦時下と現代は相似形=ブレイディみかこ

×月×日

「おうちでパンケーキ」「断捨離」「国民皆マスク」と聞けば、現代の話をしていると思うかもしれない。だが、これらは戦時下の日本の「日常」の一部だった。『「暮し」のファシズム戦争は「新しい生活様式」の顔をしてやってきた』(大塚英志著、筑摩選書、1980円)を読むと、第二次世界大戦中に発足した第2次近衛内閣が提唱した「新生活体制」と、コロナ禍に謳(うた)われている「新しい日常」の相似に驚かされる。

 理髪店を自粛の対象にせず、美容院のみを対象にすることに執着した小池百合子都知事の選択に「パーマネントは止(や)めませう」のスローガンが重なる。さらに、同知事は自粛下に「こんまり」(片付けコンサルタント・近藤麻理恵さんの通称)の動画を配信したが、戦時下の婦人雑誌にも服や物品の整理法などのミニマリストめいた記事が躍っていた。

残り962文字(全文1354文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で過去8号分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)が、今なら3ヶ月0円

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

10月18日号

EV&電池世界戦16 米中欧のEV覇権争いと戦略なき日本の危機 ■野辺 継男18 蓄電池は21世紀の石油 ニーズこそ進化を促す20 インタビュー 只信一生 電池サプライチェーン協議会会長、パナソニックエナジー社長 「蓄電インフラ整備こそ日本の課題」21 米国先制 17州が35年に「脱ガソリン車」 ■ [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事