国際・政治注目の特集

イスラエル停戦合意、米バイデンはパレスチナとどう向き合う?=庄司太郎

破壊されたガザ地区の建物 (Bloomberg)
破壊されたガザ地区の建物 (Bloomberg)

イスラエル・ハマスが停戦 ハマス援助にイランの影 米政権のかじ取り複雑に=庄司太郎

 ロケット弾攻撃と空爆の応酬を続けていたイスラエルとパレスチナ・ガザ地区のイスラム原理組織「ハマス」は、5月21日にエジプトの仲介により停戦に合意した。米バイデン政権は、イスラエルのネタニヤフ首相に相当な根回しを行った模様だ。

 イスラエルは米国の強力な援助を受けた中東の核保有国として、パレスチナに比べて軍事、経済ともに圧倒的に優位と見られている。それは事実だが、パレスチナ側の状況もよく見ておく必要がある。

残り649文字(全文894文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

4月16日・23日合併号

今こそ知りたい! 世界経済入門第1部 マクロ、国際政治編14 長短金利逆転でも景気堅調 「ジンクス」破る米国経済■桐山友一17 米大統領選 「二つの米国」の分断深く バイデン、トランプ氏拮抗■前嶋和弘18 貿易・投資 世界の分断とブロック化で「スローバリゼーション」進行■伊藤博敏20 金融政策 物価 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事