米国に比べ回復が遅れる日本の民間部門=市岡繁男
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米国に出遅れる日本の民間部門=市岡繁男
2021年1~3月期の国内総生産(GDP、季節調整値)は物価変動を除く実質で前期比1・3%減、このペースが1年続くと仮定した年率換算では5・1%減となった。マイナス成長は昨年4~6月期以来3四半期ぶりだ。
だが、季節調整を施さない原数値を基にした前年同期比では、名目は5期、実質は6期連続のマイナスだ。こんなにマイナス成長が続いたのは、1955年以降では97~98年の金融危機時(名目は8期、実質は7期)と07~09年のリーマン・ショ…
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週刊エコノミスト
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