新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

投資・運用 不動産コンサル長嶋修の一棟両断

リフォーム技量に気を付けろ=長嶋修

➀廃材を利用してコスト削減か 筆者撮影
➀廃材を利用してコスト削減か 筆者撮影

リフォーム技量に気を付けろ/98

 リフォーム業界は以前に比べればかなり質がよくなってきたとはいえ、なかにはまだ悪質なものや無知に基づくおかしな工事がある。さくら事務所のホームインスペクション(住宅診断)現場の実例をいくつかご紹介しよう。

 工事後の中古住宅の床下に、なぜか床材があった(写真(1))。本来ベニヤ板を張るところだが、その代わりに工事の際にリフォーム業者がはがした床材を使ったようだ。廃材を利用してコスト削減をしようとしたのだろうか?

 これには問題が2点ある。一つは「断熱材をはがしてしまっていること」。下から冷気が上がってきてしまい、相当寒いはずだ。二つ目は「このような工事内容を所有者が知らないこと」。業者は良かれと思ってしたことなのかもしれないが、断熱の知識がなくてもいいわけではない。

残り487文字(全文838文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)が、今なら2ヶ月0円

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

12月3日号

経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事