国際・政治ワシントンDC

米国はほぼ日常回帰 高校生がうっぷん晴らす一大イベント開催=小林知代

独立直前の貴重な時期 (Bloomberg)
独立直前の貴重な時期 (Bloomberg)

コロナからの日常回帰 高校のイベントも再開=小林知代

 昨年来の新型コロナウイルス感染拡大、街の部分的ロックダウン(都市封鎖)、休校、1年近く続いたオンライン授業は、当地の高校生にもストレスを与えたに違いない。学校外で数人で集い、勉強する「ポッド(豆のさや)」という前向きな動きも出た一方、家に閉じこもるうっぷんを晴らすかのように、夜、街中でたむろする生徒の姿も見られた。

 ただ、今年春以降、急速にワクチン接種率が伸び、高校生活や行事も正常化に向かい始めている。6月の卒業シーズンを前に、筆者の三男の通う高校では恒例の「タレントショー」が2年ぶりに開催された。タレントショーとは、演劇、演奏、ダンスを舞台で発表する「隠し芸大会」のようなものだ。この高校は3000人ほどの大規模校。ショーは毎年、生徒の家族だけではなく、地元住民も集い、会場が満員御礼になるほどの一大イベント…

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