反貧困、格差撲滅……米国人は自治区で理想を求める=峰尾洋一
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理想は自治区設立で 米国人に根付く自律心=峰尾洋一
当地で友人と話していると、安易に「米国人」「米国という国」「米国の文化」などとひとくくりにしてほしくないという気質を感じる。ある友人に言わせると「米国では小学校は何年生までか」「米国では家の中で靴を脱がないか」という問いは、いずれも答えるに値しない愚問だそうだ。彼女は「学校の年数は郡次第だし、家で土足かどうかも家庭次第だ。『米国では』というくくりはない」と主張する。こうした考えの延長線上に、米国人に根付くある考え方に気づく。それは、政府と意見が異なれば、自分たちで立ち上がるという点である。
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週刊エコノミスト
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