快適な環境求めてドバイへ非難、増えるリモートワーク目的の入国者たち=山村千晴
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ドバイ リモートワーカーの入国が増加=山村千晴
ドバイでは、新型コロナウイルスの拡大で落ち込んだ海外からの観光客や居住者を呼び込むために、シニア層をターゲットにした「リタイアビザ」や、一つのビザで5年間、複数回の入国が可能になる「マルチ観光ビザ」など、ユニークな新政策を次々と打ち出している。その中でもひときわ異色なのが2020年10月に導入された「リモートワークビザ」だ。
一定の要件を満たせば、国外の企業に勤めながらも、ドバイに住んでリモートで仕事ができる1年間の居住ビザを発給してくれる。ドバイの整備されたインフラや住環境、多種多様な商業・レジャー施設は、多くの人々にとって魅力的だ。比較的富裕なホワイトワーカーを呼び込み、国内消費を活性化できる利点もある。あるホテルの営業担当者は「最近、長期滞在する外国人客が増えている。依然行動規制が厳しい自国から避難して、ドバイ…
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週刊エコノミスト
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