【週刊エコノミスト創刊100年キャンペーン実施中】いまなら週刊エコノミストオンラインをお申し込みから3カ月間無料でお読みいただけます!

教養・歴史アートな時間

美術 ランス美術館コレクション 風景画のはじまり コローから印象派へ=石川健次

クロード・モネ≪ベリーㇽの岩礁≫ 1886年Inv.907.19.191 ランス美術館 
クロード・モネ≪ベリーㇽの岩礁≫ 1886年Inv.907.19.191 ランス美術館 

アトリエを飛び出し、戸外へ 新たな制作現場へのこだわり

 シャンパンで有名なフランス、シャンパーニュ地方のランス市にあるランス美術館は、19世紀フランスの風景画コレクションで知られる。本展には、この豊かなコレクションから珠玉の風景画が並ぶ。自粛で遠出を控えている今、せめて絵のなかで……と千変万化の風景を楽しむうち、コローと印象派にとりわけ関心を抱いた。作品はもちろん、いやむしろ作品が描かれた場所、言い換えれば画家の制作現場に、だ。

 肖像画などの背景に過ぎなかった風景は、次第にそれらと肩を並べ、風景だけを意識的に描く風景画が誕生する。19世紀に入ると鉄道を中心に交通網の整備が進み、またチューブ入り絵の具が発明され、画家はアトリエを飛び出し、戸外にイーゼルを立てて風景画に熱狂した。風景を前に、まさにその場所が、新たな制作現場になった。

残り1006文字(全文1375文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で過去8号分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)が、今なら3ヶ月0円

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

12月13日号

論争で学ぶ 景気・物価・ドル円14 バブルは別の顔でやって来る ■熊野 英生17 鳴らないアラート 「経済の体温計」を壊した罪と罰 ■中空 麻奈18 対論1 米国経済 景気後退入りの可能性高い ■宮嶋 貴之19  景気後退入りの可能性は低い ■高橋 尚太郎20 対論2 日銀 23年後半から24年前半 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事