ニーラゴンゴ山の噴火、避難住人への影響が長期化=平野光芳
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コンゴ民主共和国 ニーラゴンゴ山が噴火=平野光芳
コンゴ民主共和国(旧ザイール)東部のニーラゴンゴ山(3470メートル)が5月22日噴火した。流出した溶岩がふもとの都市ゴマに迫り、住民約40万人が避難、約30人が犠牲となった。現在、火山活動は小康状態だが、家を失った6000世帯が避難所生活を続けており影響が長期化している。
ニーラゴンゴ山は世界有数の活火山で1977年と2002年にも噴火。02年は溶岩流が市街地に達し、250人が死亡、12万人が家を失った。今回は溶岩流が空港から約300メートルまで迫ったが、幸運にも市街地にあとわずかで止まった。日本政府と国際協力機構(JICA)は6月、テントやビニールシート、ポリタンク、浄水器などの支援物資を被災者向けに発送し、隣国のルワンダ経由で届けた。
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週刊エコノミスト
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