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資源・エネルギー 鎌田浩毅の役に立つ地学

登山シーズンに知っておきたい日本のアルプス 南アルプスが「ふっくら」している理由とは=鎌田浩毅

南アルプスはふっくらした山容が特徴(八本歯のコル付近)
南アルプスはふっくらした山容が特徴(八本歯のコル付近)

日本のアルプス/1 ふっくら「南」はかつての海/64

 夏山シーズン真っ盛り。中でも、南アルプスと北アルプスは登山家の人気も高い日本を代表する山岳地帯だが、山々のなすイメージはまったくと言っていいほど異なる。「母に抱かれたような南アルプス、厳しい父に導かれるような北アルプス」としばしば表現されるように、南アルプスは高いながらもふっくらとした山容からなり、北アルプスはそれと対照的に山が鋭く屹立(きつりつ)している。

 こうした南北での違いは、どのような地質を反映しているのだろうか。まず南アルプスの主体をなす赤石山地には標高3000メートルを超える峰が13座あり、日本第2の高峰の北岳(標高3193メートル)も含まれる。

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