教養・歴史アートな時間

舞台 iaku「フタマツヅキ」 隣の部屋から聞こえる父の噺 家族を通し、社会のひずみ描く=濱田元子

    出演者のモロ師岡と杉田雷鱗
    出演者のモロ師岡と杉田雷鱗

     緻密な会話で人々のうごめく心模様を織り上げていく。横山拓也は、いま最も注目を集める気鋭の劇作家・演出家の一人だ。大阪発の演劇ユニットiaku(いあく)を主宰し、全国区で活躍する。

     作品は自身のユニット公演にとどまらず、俳優座をはじめとする新劇の劇団などに書き下ろし、ファンを広げている。今秋、立て続けに新作が上演されるのもその人気の証しだ。

     iaku公演として上演するのは「フタマツヅキ」(作・演出とも横山)。バブル景気の1980年代を謳歌(おうか)し、お笑い芸人から転身した噺(はなし)家くずれの父・克(モロ師岡)と、経済的にも社会的にも苦難の時代を生きる2000年代生まれの息子・花楽(杉田雷麟(らいる))を軸に、家族それぞれの生き方の葛藤を描く。

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