韓国 「炭素ゼロ」強化も実現に高い壁=嚴在漢
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韓国政府は10月18日、壮大な「2050カーボンニュートラル」シナリオの最終案を発表した。
シナリオには50年に火力発電を中止し、グリーン水素の割合を大幅に高めて、国内における炭素排出量ゼロという画期的な目標を盛り込んだ。水素の使用量を現状の年間22万トンから30年には390万トンに拡大。これは19年の目標値から2倍強増やした数値だ。
再生可能エネルギーと連携したグリーン水素生産を加速するうえ、国内外における炭素貯蔵所を確保し、ブルー水素の生産を拡大する。グリーン・ブルー水素の生産量は、30年にそれぞれ年間25万トンと75万トンから50年には同300万トンと200万トンを目指す。民間では現代自動車やSKなど大手グループなどが、30年までに43兆ウォン強(約4兆円)を投じる。
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週刊エコノミスト
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