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ニューヨーク マスク義務化なしが物議=津山恵子

カーネギーホールな多くの劇場では徹底したコロナ対策を継続 筆者撮影
カーネギーホールな多くの劇場では徹底したコロナ対策を継続 筆者撮影

 新型コロナウイルスの感染拡大で1年半以上休業していたブロードウェーのミュージカル劇場やコンサートホールが9、10月に再開した。多くの劇場ではコロナの感染対策がされているが、マンハッタン区のロックフェラーセンターにあるラジオシティ・ミュージックホールが従業員や観客の「マスク着用」を義務化しない方針を発表し、一部の出演者や市民から不安の声が上がっている。

 同ホールはクリスマスの豪華なショーが有名で、米国の演劇界で最も権威がある賞とされるトニー賞の授賞式も行われる。その伝統的なホールでの舞台でマスクの着用が義務化ではなく、推奨とされていることから、出演するダンサーなど関係者から新型コロナの感染を不安視する声がある。米紙『ニューヨーク・タイムズ』によると、同ホールは「私たちの建物内で人々を守るには十分な方針だ」と主張しているという。

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