カリフォルニア　フェイスブックが社名変更

　カリフォルニア州に本社を置くフェイスブックが、「メタバース企業」になるために「メタ」と社名を変えた。メタバースとは、ユーザーがその中にいるような体験が可能なバーチャル世界のこと。分身であるアバターを通して人と集い、コンサートに行き、仕事もする。フェイスブックCEO（最高経営責任者）のザッカーバーグ氏は、メタバースを「次のインターネットの姿」と説明している。

　メタバースのコンセプトは1960年代からあったが、通信やグラフィックス描画速度の制限が大きな課題だった。ここ数年で、やっとゲームに似た環境が実現できている。メタバースの商機は大きい。仕事では自分のデスク周りをカスタマイズして生産性を上げ、買い物も臨場感あふれる環境で商品が選べる。