国際・政治ワールドウオッチ

台湾屏東県に輸出マンゴー加工場建設、庶民派の人気県長からの要請で即決=井上雄介

東京の小売店でバナナの販路を開拓する潘県長(左) 屏東県政府のホームページより
東京の小売店でバナナの販路を開拓する潘県長(左) 屏東県政府のホームページより

台湾 次々に工場を誘致する人気首長=井上雄介

 マンゴーやパイナップルなど果物の産地として知られる台湾南部の屏東県で、輸出用果物の加工施設「国際級農業包装加工場」の建設が決まった。報道によると、10月末、蘇貞昌行政院長(首相)が屏東県を視察した際、同県長(知事)の潘孟安氏が中央の支援を直訴して実現した。

 加工施設は、果物の鮮度を保つ低温倉庫を備えるほか、特産「愛文マンゴー」の日本や韓国への輸出を増やすために両国が義務付けるくん蒸処理施設を設ける。潘氏は水産品加工場と食肉市場の移転計画も直訴して認められた。

残り275文字(全文529文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

4月30日・5月7日合併号

崖っぷち中国14 今年は3%成長も。コロナ失政と産業高度化に失敗した習近平■柯隆17 米中スマホ競争 アップル販売24%減 ファーウェイがシェア逆転■高口康太18 習近平体制 「経済司令塔」不在の危うさ 側近は忖度と忠誠合戦に終始■斎藤尚登20 国潮熱 コスメやスマホの国産品販売増 排外主義を強め「 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事