長期金利の10年移動平均と株価=市岡繁男
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10月の米消費者物価指数(CPI)が前年同月比6・2%に急騰したのに伴い、株価の天敵=長期金利(10年国債利回り)も再騰し始めた。長期金利がどの水準に達すると株価が下落するかは、長期金利の「10年(520週)移動平均」から予測できる。同移動平均(MA)は債券をほぼ毎週購入する機関投資家の「平均取得利回り」を示す。長期金利が10年MAを「下回る」間は、債券の「含み益」があるので、投資家は株などリスク資産への投資を拡大できる。だが、その反対に長期金利が10年MAを「…
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週刊エコノミスト
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