経済・企業図解で見る電子デバイスの今

スマートグラスが拡大期に入り、3D仮想空間の広がりをけん引へ=津村明宏

フェイスブックが共同開発した「レイバンストーリーズ」 フェイスブック提供
フェイスブックが共同開発した「レイバンストーリーズ」 フェイスブック提供

拡大期に入るスマートグラス 3D仮想空間への「窓口」に=津村明宏 電子デバイスの今/56

 スマートフォンに次ぐコミュニケーションツールとして期待を集めるスマートグラス市場が、いよいよ本格的な拡大期に入ってきた。ここにきて世界的な大手IT機器メーカーが相次いで新製品の開発を発表し、これまで先行してきた業務用に続いて一般消費者向けにも販売を開始。以前の製品はゴーグルのような外観で重量も重かったが、最新の製品は一般的なメガネとほぼ同様の外観へ進化し、大幅な軽量化も進んでいる。

 インターネット上に作られた3D(三次元)仮想空間「メタバース」の広がりがAR(拡張現実)やVR(仮想現実)の普及を今後いっそう後押ししていくと予想される中、スマートグラスはその入り口になるツールとして2022年も大きな注目を浴びそうだ。

残り2011文字(全文2367文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

4月30日・5月7日合併号

崖っぷち中国14 今年は3%成長も。コロナ失政と産業高度化に失敗した習近平■柯隆17 米中スマホ競争 アップル販売24%減 ファーウェイがシェア逆転■高口康太18 習近平体制 「経済司令塔」不在の危うさ 側近は忖度と忠誠合戦に終始■斎藤尚登20 国潮熱 コスメやスマホの国産品販売増 排外主義を強め「 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事