国際・政治ワールドウオッチ

えん罪を救うはずが… 台湾で有罪後のDNA再鑑定を認めて5年も再審はゼロ=岡村崇

    台湾 DNA鑑定妨げる「証拠の破棄」=岡村崇

     台湾で、過去にDNA鑑定などをもとに有罪判決を受けた元被告らに対し、DNAの再鑑定を認める条例が2016年11月に施行されてから5年が過ぎた。当初、アジア初の条例に台湾内外の司法界から「冤罪(えんざい)からの救済を支える」と注目されたが、これまでに同条例をもとに有罪判決後の再審が認められたケースはない。証拠が保管されず、DNA鑑定ができないのだ。

     冤罪救済団体「台湾冤獄平反協会」によると、台湾では誤ったDNA鑑定によって有罪となるケースが相次いだという。そのため、DNA鑑定の技術が問題視され、司法関係者の間で、有罪判決確定後のDNAの再鑑定を認めるような法整備が求められるようになり、条例が制定された。

    残り217文字(全文544文字)

    週刊エコノミスト

    週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
    有料会員になると、続きをお読みいただけます。

    ・会員限定の有料記事が読み放題
    ・1989年からの誌面掲載記事検索
    ・デジタル紙面で過去8号分のバックナンバーが読める

    通常価格 月額2,040円(税込)

    週刊エコノミスト最新号のご案内

    週刊エコノミスト最新号

    1月25日号

    投資、保険、相続まで お金の王道Q&A16 「資産形成」を高校家庭科で 大人も人生を考える好機に ■中園 敦二18 インタビュー 村上世彰氏 投資家「お金は道具、決めるのは自分 それを伝えるのが金融教育」 19 Q1 「投資」と「ギャンブル」の違いは? お金を投じる目的で考える ■愛宕 伸康 [目次を見る]

    デジタル紙面ビューアーで読む

    おすすめ情報

    編集部からのおすすめ

    最新の注目記事