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豪州 変異株の感染拡大で供給網寸断=守屋太郎

シドニー郊外のスーパーの精肉売り場 筆者撮影
シドニー郊外のスーパーの精肉売り場 筆者撮影

 オミクロン変異株の爆発的拡大によるサプライチェーンの目詰まりが、豪州の経済再開に冷水を浴びせている。昨年12月上旬に1日1400人前後だった新規感染者数(1週間平均)は、1月15日時点で10万7664人に激増。陽性者や濃厚接触者の隔離により休職者が急拡大した。人手不足は求人件数(2021年11月)がコロナ前の20年2月比で74・2%増加するなど深刻化していたが、これに拍車をかけている。

 例えば、スーパー最大手ウールワースの配送センターでは最大40%の従業員が欠勤しているとされ、シドニーのスーパーでは、生鮮食料品の棚はほぼ空っぽの状態だ。買い占めによる品不足はこれまでもあったが、今回は人手不足による供給網の寸断が主因。高齢者施設に勤める40代の介護士も「人手が足らず、年末年始は1日も休めなかった」と嘆く。

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