国際・政治ワールドウオッチ

バンコク最古のターミナル駅移転が延期、利用者からは惜しむ声も=高木香奈

市民に親しまれるフアランポーン駅の構内 筆者撮影
市民に親しまれるフアランポーン駅の構内 筆者撮影

タイ 首都ターミナル駅移転が延期=高木香奈

 タイ政府は2021年12月下旬、首都バンコクのターミナル駅を新設のバンスー中央駅に移転する方針を変更し、当面は従来通りフアランポーン駅で運行を続けると明らかにした。バンコク中心部にあるフアランポーン駅は地方への玄関口として長く親しまれ、利用者から継続を求める声が上がっていた。

 フアランポーン駅は1916年に落成。イタリア人建築家が独フランクフルト中央駅をモデルに設計したドーム型の屋根とステンドグラスが特徴。最近では駅構内を巡るスタンプラリーイベントが開催されるなど、バンコクの最も古く大きい駅として市民のシンボル的な場所になっている。

残り231文字(全文522文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で過去8号分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

3月28日号

東証再編1年 日本株の大逆襲18 大日本印刷、カナデン…… 本気出し始めた低PBR株 ■安藤 大介21 60年ぶり大改革の東証再編 「骨抜き」批判についに本腰 ■編集部23 スクリーニングで探す 株主還元が期待できそうな120銘柄26 プライム経過措置 適用企業の8割が基準未達 スタンダード移行の救 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事