教養・歴史アートな時間

我々みんながセールスマン。米演劇を代表する戯曲に段田安則が初挑戦=濱田元子

「セールスマンの死」
「セールスマンの死」

舞台 パルコ・プロデュース 「セールスマンの死」

資本主義社会のゆがみを体現 米国屈指の戯曲に段田安則が挑戦

 社会と個人の関係を高い問題意識で見つめる。アーサー・ミラー(1915~2005年)による、戦後米演劇界を代表する戯曲の一つだ。やり手のセールスマンだったウィリー・ローマンに「アメリカの夢」を仮託し、資本主義社会のゆがみの中で苦悩する姿を、時代の悲劇の象徴として描く。

 1949年に初演され、ピュリツァー賞やニューヨーク劇評家賞などを受賞した。日本でも劇団民芸などによって上演されてきた。今回は広田敦郎訳で、英国の気鋭、ショーン・ホームズが演出する。

残り1039文字(全文1317文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

4月30日・5月7日合併号

崖っぷち中国14 今年は3%成長も。コロナ失政と産業高度化に失敗した習近平■柯隆17 米中スマホ競争 アップル販売24%減 ファーウェイがシェア逆転■高口康太18 習近平体制 「経済司令塔」不在の危うさ 側近は忖度と忠誠合戦に終始■斎藤尚登20 国潮熱 コスメやスマホの国産品販売増 排外主義を強め「 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事