我々みんながセールスマン。米演劇を代表する戯曲に段田安則が初挑戦=濱田元子
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舞台 パルコ・プロデュース 「セールスマンの死」
資本主義社会のゆがみを体現 米国屈指の戯曲に段田安則が挑戦
社会と個人の関係を高い問題意識で見つめる。アーサー・ミラー(1915~2005年)による、戦後米演劇界を代表する戯曲の一つだ。やり手のセールスマンだったウィリー・ローマンに「アメリカの夢」を仮託し、資本主義社会のゆがみの中で苦悩する姿を、時代の悲劇の象徴として描く。
1949年に初演され、ピュリツァー賞やニューヨーク劇評家賞などを受賞した。日本でも劇団民芸などによって上演されてきた。今回は広田敦郎訳で、英国の気鋭、ショーン・ホームズが演出する。
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週刊エコノミスト
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