教養・歴史アートな時間

日本に「フランス音楽」導入。安川加壽子生誕100年コンサート=梅津時比古

安川加壽子 撮影 安川加壽子記念資料館
安川加壽子 撮影 安川加壽子記念資料館

クラシック 第15回安川加壽子記念会演奏会 2022安川加壽子生誕100年

日本に「フランス音楽」を導入 偉大な先達しのぶ記念コンサート

 明治政府によってクラシック音楽が導入されて以来、日本はバッハ、ベートーベン、ブラームスの「3大B」を中心とするドイツ音楽一辺倒で進んできた。クラシック音楽とは、昭和初期までは、実は「ドイツ音楽」であったのである。

 そこへ突如、フランス音楽のしなやかな感性を空気のようにまとって登場したのがピアニストの安川(旧姓草間)加壽子(かずこ)。外交官であった父の仕事の関係でパリで育ち、パリ国立高等音楽院でラザール・レヴィに師事。第二次世界大戦の状況悪化で日本に帰国してからは、演奏活動を通して、ドビュッシーやラヴェル、フォーレなどフランス音楽の主流を精力的に広めた。当時、いかにそれが新鮮であったか、音楽評論家の遠山一行…

残り920文字(全文1294文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で過去8号分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

2月14日号

どうする?どうなる?日銀大検証16 岸田政権「インフレ抑制」へ 10年ぶり総裁交代で緩和修正 ■浜田 健太郎19 インタビュー 軽部謙介 帝京大学教授・ジャーナリスト 日銀が甘くみた内閣の力 「安倍1強」に内部ひょう変21 「 ガラパゴス」日銀 市場機能をマヒさせた「看守」 低金利慣れの財政に大打撃 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事