年初来下落率1桁の日本株も下げ局面に=市岡繁男
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日本株に中期的な売りシグナルが点灯
世界の株価が下落している。年初来下落率をみると、米ナスダックが27%、上海株が16%、ドイツ株が14%と軒並み2桁のマイナスだ。その根本原因は、インフレの顕在化で中銀の量的緩和策維持が困難になったからだ。
米連邦準備制度理事会(FRB)、欧州中央銀行(ECB)、日銀のベースマネー(中央銀行が供給する通貨)合計はリーマン・ショックを機に激増し、2008年8月から21年8月にかけて6倍以上になった。だがその後は物価上昇に呼応し、22…
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週刊エコノミスト
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