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教養・歴史小川仁志の哲学でスッキリ問題解決

なんでも深刻に考え悩んでしまう性格です。もっと気楽に生きたいのですが/132

Q なんでも深刻に考え悩んでしまう性格です。もっと気楽に生きたいのですが

 なんでも深刻に考え過ぎて、すぐ悩んでしまう性格で困っています。もっと気楽に生きたいのですが、ささいなことでも気になってしまいます。職場でもいつも難しい顔をしているといわれます。何か解決方法はありませんでしょうか。(アパレル業・40代女性)

A 苦悩とは、自分の一部であり否定的な感情を内面的に保持する能力なのです

 能天気という言葉がありますが、私もたまにそういう性格がうらやましくなることがあります。何事も深く考えずに生きていけるなら、どんなに楽か。でも、人間はそういうわけにはいかないのですよね。

 程度にもよりますが、どうしても悩んでしまうのが人間です。それは他の動物との違いといってもいいでしょう。その意味で、「人間は苦悩する存在(ホモ・パティエンス)」だと表現したオーストリア出身の思想家ヴィクトール・エミール・フランクルの考え方には共感します。ナチスの強制収容所に送られ、自らも苦悩の人生を送った人物です。

 ただ、フランクルの場合、人間がどうしても悩んでしまうという性質を、決して否定的にはとらえていません。彼はまず、痛みと苦悩の違いをはっきりさせます。

 痛みとは外部から一方的に与えられるものであるのに対して、苦悩とは内面的に保持されたものであり、いわば自分自身と分かちがたく絡み合ったものだというのです。

慎重に考え行…

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