マニラの国際空港で中国人140人を不正入国させる=竹内悠
有料記事
フィリピン 入国管理局の職員45人処分=竹内悠
フィリピンの行政監察院(オンブズマン事務所)は6月、中国人の不正入国に関与していたとして、入国管理局の職員45人を免職処分にした。入国に便宜を図る見返りに計約140万ペソ(約350万円)を受け取っていたとされる。同様の汚職は過去にも発覚しており問題は根深い。
入管職員らは空港での入国手続きに便宜を図り、計約140人から1人当たり1万ペソの賄賂を受け取っていた。副局長だったマルク・レッド・マリニャスを中心にチームが組織され、マニラ首都圏のニノイ・アキノ国際空港(NAIA)の第1、第2ターミナルで犯罪に及んでいた。2017年に始まった中国人観光客への到着ビザ(査証)制度を悪用し、同年からコロナ禍で外国人の新規入国が原則禁止される20年2月ごろまで続いたと…
残り182文字(全文535文字)
週刊エコノミスト
週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める