週刊エコノミスト Online

白刃が巨体に一直線に突き刺さった……政治家への凶行「浅沼稲次郎・社会党委員長暗殺事件」

 自民党の安倍晋三元首相が、参院選の街頭演説中に銃で撃たれ死亡した。首相経験者が襲撃され死亡した事件は戦後に例がないが、大物政治家を狙った事件で真っ先に思い浮かぶのは、1960年の浅沼稲次郎・社会党委員長の暗殺事件だ。浅沼氏は同年10月12日、安保闘争後の初の解散・総選挙をにらんで東京・日比谷公会堂で開催された「三党首大演説会」で、17歳の右翼少年に刺殺された。

 週刊エコノミストでは1986年2月、作家・井出孫六氏による連載「東京歴史紀行 昭和史の現場を歩く」の第32回で、浅沼委員長暗殺事件を採り上げた。井出氏は、現場でテレビカメラを回し続けたディレクターらの証言を基に、当時の生々しい状況を伝えている。

 当時の誌面を紹介する。

拡大はこちら

インタビュー

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

4月30日・5月7日合併号

崖っぷち中国14 今年は3%成長も。コロナ失政と産業高度化に失敗した習近平■柯隆17 米中スマホ競争 アップル販売24%減 ファーウェイがシェア逆転■高口康太18 習近平体制 「経済司令塔」不在の危うさ 側近は忖度と忠誠合戦に終始■斎藤尚登20 国潮熱 コスメやスマホの国産品販売増 排外主義を強め「 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事