59年前の手塚漫画が若手主体の納涼歌舞伎に=小玉祥子
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舞台 八月納涼歌舞伎 新選組
手塚治虫原作を初歌舞伎化 若き2人の隊士に兄弟が挑む
「風の谷のナウシカ」や「ワンピース」「NARUTO─ナルト─」など、近年は漫画を題材にした歌舞伎作品が多く誕生している。東京・歌舞伎座の「八月納涼歌舞伎」第1部でも、漫画界の巨匠、手塚治虫原作の「新選組」が初歌舞伎化される。脚本は日下部太郎。
作品の雑誌連載は1963年で、2人の若き新選組隊士が中心になっている。一人は父の敵を討つため、剣の腕を磨こうと入隊した深草丘十郎(ふかくさきゅうじゅうろう)で中村歌之助が演じる。もう一人は謎を秘めた隊士、鎌切大作で、中村福之助が演じる。歌之助は中村芝翫(しかん)の三男で、福之助は次男。兄弟で大役に挑む。
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週刊エコノミスト
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